2011年2月26日土曜日

Tax(酒税)フリーの島 in Diu(到着編)


最初にぶっちゃげて言いますと、わたしたちはディウを愛しています☆★
アフマダバードで宿がゲットできなかったわたしたち。ディウまでのガバメントバスが出ているSTCバススタンドまで徒歩でなんとか辿り着き、そこでも目的のバスが来るまで2時間近く待ち、ヒンディー語が話せないわたしたちに、ディウ行きのバスがどれだとかあれこれ優しくしてくれたおじちゃんに別れを告げ、ついにディウへ出発です!!!(ディウまで150ルピー<約300円>ちょっと。所要時間12時間)
途中、「バス、壊れるんじゃない?」と思われるほど、ジャンピングポンピングしながら、「え?これはバスの中ですか?」と思われるほど砂埃にまみれながら時は過ぎ、夜8時、外も真っ暗、
「あ、懐かしい匂いがする」
そう感じた、海の匂い!!!ネパールに入ってから今まで、感じることの出来なかった、故郷と同じ匂い。。。
それだけで本当にテンションがあがりました☆
もしかして、言ってなかったかもしれないので補足しますと、ディウはグジャラート州の南に位置する小さい島です。ここは、昔ポルトガルの植民地だった所で、有名な所でいうとゴアと似ていて、インドなのにインドっぽくない場所の一つだと思われます☆

しばらくしてディウに降り立ちました。
でもね、わたしたちには楽しむ余裕が無かったのです。
だってこの町は、情報が0だから。
先に来ているはずの日本人のバイク旅カップルさんたちとは、最近電話の調子が悪くて話せてないし、コリアンからは「シーフードが最高!!」しか聞いてないし、頼みのガイドブックもディウについては情報がほぼ0なのです。。
泊まる所がどの辺にあるのかも分からないけど、こっちかな?と歩いてみました。最初に訪ねたゲストハウスは高くて泊まれなくて、再び歩き続けて。。。その辺にいたおじちゃんに安宿を聞いて辿り着いた先は、宿というか・・・ホテル!!!
「いやいや〜おじちゃん、ここは無理でしょ〜」
と思った。けど一応入ってみた。フロントの後ろの部屋の値段が書いてあるところに、0がいっぱい列んでた。正直、わたしたちがいつも泊まってる部屋の20倍くらいの値段だった☆(笑)もう笑うしかないので、笑顔で出て行こうとすると、
ホテル「いくらなら泊まれるの?」
まさる「いつも250ルピーくらいなんだ」(←ちょっと見栄張った。笑。本当は200ルピー以下☆)
そしたらなぜか部屋を見せてもらえて、なんとか300ルピーで泊まれる事になりました!!!バンザーイ♫(後で聞いた話、この時期はオフシーズンだったらしく、安く泊まれたようです。交渉の価値あり☆)
アフマダバードに続き、宿が無かったらどうしようって不安だったけど、とにかく泊まれてよかったです。重い荷物を降ろしてほっと一安心。。
この日はもう遅かったので、地図もなにも無いわたしたちは取りあえずホテルでご飯を食べることに・・・
「まずい・・・」
なんでも美味しいと感じるという体質を持って生まれたわたしは、生まれてこのかた、あんまりまずいと思った事が無いのです。
シーフードがおいしい島だと聞いて来ただけに、ホテルの食事とは言えどかなりがっかり。。。わたしたちはこの町について何も知らないのに、おいしいシーフドは食べられるの?


<あかね>

ゲストハウスに泊まれない街 in アフマダバード

アフマダバード行きのバスは、ジャイサルメールを17時40分頃出発して翌日の朝6時頃到着予定です。ダブルスリーパーで一人370ルピー(約740円)くらいだったと思います。(ちなみに、ジャイサルメールでバスのチケットを取る時は、ジャーマンベーカリーで取るのがお手頃価格です♫)中も思った以上に快適な様子で一安心です。

早速中へ乗り込んで、わたしたちの席の扉を開けると、中に既に人が。席間違っちゃって既にくつろいじゃってるコリアンカップルに逆にびっくりされてこちらもビックリ。
この方達、どこかで見たと思ったら、ジャイサルメール駅へチケットを予約しに言った時(しかし、ジョードプルに引き続きまたしても買えませんでした。泣。)わたしたちの後ろに列んでいた方達でした。
その時は喋らなかったものの、彼らは駅の窓口で30分以上インド人と格闘していたのがすごく印象的で覚えていました。
すると、向こうもわたしたちを覚えていてくれてきっと縁があるんだろうなあと、この時に感じました。
旅先では、本当に縁のある人たちは、何も約束しなくても、再び逢うのが不思議です。こうゆう出逢いをもっともっと大切にしていけたらなあと思います。
とか思いながら、ほぼ眠れないまま、予定より1時間近くも早く朝5時にアフマダバードへ到着です。早過ぎます。


話を聞くとコリアンカップルは、今日のうちに新たにバスを乗り継いで、噂のディウへ向かうそう。ディウへはガバメントバス(政府が運営しているローカルのバス)がたくさん出ていると他のコリアンの友達(多分まさるがジャイサルメールのバススタンドで会ったコリアン)から聞いてきたそうで、そのバスの始発まで駅で待つと言うのでなんとなくついて行ってみました。
「・・・このままディウに行くのとアフマダバード、どっちがいいよ?」
夫の言葉に妻は唖然。それはちょっといきなりすぎませんか?
だってわたしはアフマダバードに見たい物があるのです。階段井戸とかかいだんいどとかカイダンイドとか・・・階段井戸しかないことにも唖然。
えっっっでもやっぱりいきなり過ぎます。何よりも疲れています。これからバスにまた10時間くらい乗るのは心の準備がないと無理なのです。
「じゃあ、まあ宿探しだね。」
と、夫の言葉に安心しコリアンに別れを告げました。
ああ、本当にマジでよかった、これからまたバスとかしんでしまうわ〜と、唯一知ってるゲストハウスを訪ねると・・・
「フル!!(満室だよ!!)」
ついてないなあと思いながら次の宿、「フル」。あれ?次の宿、「ふる」・・・次、「Full」。。あれ〜〜〜!?え、こんなの初めてなんですけど(泣)
と、道路向かい側のホテルへ渡ろうとすると、「そのホテルは三ツ星ダゼ☆」とリクシャのおじさんが現れた。「俺のリクシャは10ルピー☆チープなホテルを紹介するぜ☆」とおじさん。いつもなら絶対に乗らない。コミッション分で宿代高くなっちゃうし、うさんくさい。だけど、わたしたちは疲れていたのです。取りあえず、わたしたちが泊まれる値段の相場を伝えて、探してもらえるようお願いしました。
5件以上回ったと思います。
全てフルでした。わたしが大都会を舐めていたのですね。チープなホテルはおそらく、田舎から来たインド人出稼ぎ労働者も多く利用することからなかなか空いていないようです。

リクシャのおじさんには「120ルピー」と言われたので、「30ルピーあげるね。」と言って引き取ってもらいました。(やはりお金で揉めるので、やはりこの手のおじさんにはついて行かないと誓いました。)
宿泊場所の無いわたしたち、残る選択肢はただ一つ。
「ディウへ行こう!!」
大人しく最初からディウへ行くって言えば良かったな☆ 
余計に疲れただけの、アフマダバード滞在約3時間くらい。リクシャはこりごりのわたしたちは、ディウ行きバススタンドまでフラフラ歩いて行きましたとさ。

砂漠の町 in ジャイサルメール

正直、最初に感想を言ってしまえば「行かなくてもよかったかな」的な町です。

ジョードプルからバスで5時間くらいの所にある町、ジャイサルメール。ココまで来ると、だいぶパキスタンとの国境に近づいてくるので、バスで移動中も、戦車が走ってたり、砂漠(荒野?)に戦車がいっぱいいたり、軍用機が空を飛んでいたり、国境なにおいがプンプンしてきます。                                                                 
日本もだけどさ、隣国との関係って何でこんなにうまくいかないんだろう?力を誇示したり威嚇したりしないと国境って保てないのかな?(ネパールとインドのようにスルスルな国境ももちろんいっぱいあります。)
わたしは、このような旅をするまで、外国の情勢に対してとても無知だったので、旅に出てから考えさせられることが本当に多いです。そしてもっと知りたいと思ってます。
わたしは、生まれた時から日本は平和だったから、平和な事が普通だったけど、でもこれって本当にずっと保たれるの?
とかモヤ〜っと考えていたら、ジャイサルメールに到着!!!
戦いの幕開け!!!ボヤーっとしてらんないいよッッ☆
「アニョハセヨ〜♫」(コリアンじゃないし)
「こんニチは〜ゲストハウスどこトマルの〜?」(あなたの所だけには泊まらない)
「リクシャ、フリ〜!!」(嘘をつきなさい、あなたたち。)
ビックリしたのが、噂にチラリと聞いてはいましたが、こんな外れにある町だから必死なのか、今までのわたしたちが経験した客引きの中で、一番、ウザくてしつこくてセコくてキモイインド人だらけでした。
ジャイサルメールへ行く人は、バイク旅かチャリ旅で行きましょう☆★
わたしたちは、ジャイサルメール自体は嫌いではありませんが、ココに滞在中、到着バス停や、お土産物屋さんや、普通の商店で嫌な思いをいっぱいしました。
1度本気で頭にきたまさるは、喧嘩みたいになってしまい、その後の滞在中はインド人に対して心を完全に閉ざしていました。わたし的には、まさるは人間力があって、いいインド人を引きつけるし、いつもすごく仲良くなるので、元気が無くなってちょっと可哀想でした。


でも☆こんな嫌なインド人が多く居るのは、砦の中の方です!!ジャイサルメールは大きい砦があって、中にも外にもたくさんゲストハウスがあります☆(わたしたちが滞在していたのは中の方です。)
中はやはり町並みもかわいいけど、ツーリストしかいないので色々な物がボラレ価格なのです。外はマーケットなんかもあって、ローカル感があるので楽しいです。
砦の外の、もっと外側の方なんかは、雰囲気も落ち着いている上に、町並みもかわいいのでお散歩におすすめです☆

この町の目玉、キャメルサファリもせず、ほぼお散歩したりお茶したり、チームジャイサルメールのみんなとご飯食べたり、夜景を見ながら語ったりして過ごしたジャイサルメール。(ちなみにキャメルサファリの相場は普通で1400ルピー、安い所で700ルピーくらいらしいです。乗り心地はかなりハードだそう。)
ゲストハウスの屋上レストランからの眺めも大好きだったし、部屋もへんてこりんな作りでお気に入りでした☆お湯もゲストハウスの人にお願いすれば火を焚いて作ってくれるので、久しぶりにお湯の熱さもお湯の量もジャパンクオリティーを体験できました♫
わたしたちは行かなかったけど、砦の中のジャイナ教寺院はなかなか見応えあるそうです!わたしは、ジャイナ教寺院の外観が好きなので機会があったら、この先どこかで入ってみたいなあと思っているところです。

なんだかんだと思い返せば楽しかったようなジャイサルメール。でも、もういいや。なんかすごく疲れたし。まさる元気ないし。
チームジャイサルメールのみんなが、それぞれの目的地へ旅立って30分後。わたしたちの旅立つ時間もやってきた。
「あかね、ディウすごくいいらしいよ。今そこでコリアンにめっちゃおススメされた!」
ふ〜ん、そうなんだあ。ディウは、わたしたちがインドへ来るきっかけになった、バイク旅カップルが今目指して走っている所。行けば会えるかなあ。まあ、次の目的地、アフマダバードで考えればいいかあ〜とボンヤリ考えながら、わたしたちのバスも出発です。


さようなら、ジャイサルメール、もう2度と来ません。
と誓った15分後、夫がまたココへ来たいと言い出しました。
理由はこの風景。。いつか、バイク旅でこれたらいいね☆☆

<あかね>

最近のわたしたち in プシュカル


お久しぶりです。。日本にいる家族や友達に、一緒に旅してる気分になってもらえたら・・・たまに生存確認してもらえたら・・・と思って始めたこのブログ・・・更新しないまま1ヶ月経ってしまいました。時々覗きに来ていてくれたみなさん、変わり映えしないブログでごめんなさい。これからは、日々精進します。ちなみに、文章を書く事を、夫・まさるが放棄しましたので、これからは主に妻・あかね目線のかなりかたよった旅日記になる事が予想されますが、好評の写真は、ほぼまさるが撮ったものです☆わたしの写真は今までで2枚くらいしか載ってません☆と、いうわけで写真はまさる目線、日記はあかね目線というアンバランスなブログになりそうですが、みなさんまた遊びに来てくださいね☆☆
ちなみに、現在わたしたちが滞在しているのは、インドのプシュカルという所です♫
お気づきの方もいらっしゃるかもですが、わたしたちがここへ来たのは2回目です。さあ、何のためにここまで舞い戻ってきたのかは、のちのちおいおいダラダラ書こうかなあと思います☆
とりあえず、次の日記は順序よく、ジョードプルの次、ジャイサルメールということで〜♫♫
<あかね>