2011年9月7日水曜日

もう、インドは、イヤだ。 in リシュケシュ


準備は前日に完了させて、あさ6時過ぎに出発!
ラクナウからリシュケシュまで、600km。途中、泊まるところは、なし。
いやぁー、尻込みしたかいがありました!道中、最悪です。。。
片側1車線、対向車のトラックの後ろから追い越しのトラック。
最初はドリフかとおもいました。いつもなら、「おぉ!やってやるよ!!」的なまさるも、こればっかりは無理です。前走ってたインド人のお兄さんは避けようとして転びます。ここは「戦場」です。さっきまで隣を走ってた戦友が、こけました。
道も凸凹で、距離が伸びません。そして、ドシャブリ。
ヘッドライトを点けたのはリシュケシュの150km手前でのことでした。
道が見えない。そして、罠のように凸凹な道。容赦ないトラック&バス。。。
なんとかリシュケシュに着いたのが23時でした。
とにかく、無事に、着きました。。。1,200kmの道のりは予想を裏切らず、とにかくキツかったです。結果、写真が全然ありません!




ここが泊まってるゲストハウスです♫
キッチン付きの長期滞在用で、1kmくらい山の中にあるとっても静かなところです☆★


















しばらく、日本から送って頂いた味噌やら棒ラーメンやら粒あんやらで、なに不自由ないインドライフになりそうです♫




















日曜日は巡礼者でごった返すリシュケシュ。








そんなこんなで1ヶ月、そろそろ心の傷(?)が癒えてきました☆★
もしかしたら、、、行っちゃいます!山の方へ最後の大冒険!!








違法滞在の代償 in スノウリ国境






写真は、全く撮っていません。この写真は、ちょうど1年くらい前に国境を歩いて越えた時の写真です。今回は余裕、まっったくの「0」です。。。
自分たちが、なぜこれほどまでに国境越えを恐れたのか?
なぜ、ビビってポカラに3週間も尻込みしたのか?
これには2つ、理由があります。
1つは、違法滞在です。
さかのぼること、3ヶ月前。。。インドからネパールに入ったマヘンドラナガルって国境でのことです。
自分たちは再度、インドVISA取得のためネパールにやってきたのですが、理由はどうであれ、インドに再入国するには最低、2ヶ月開けないといけないって決まりがあります。これ自体は、ワイロを払おうが何しようが2ヶ月が最短です。それに合わせて、ネパールVISAは3ヶ月取りました。っがしかし!バイクの入国は、1年間のうち1ヶ月しかネパール側が許可出してくれないって言われました。
こっちとしては、払う税金は払いたいと申し出たのですが、1ヶ月が最大期間。ん??じゃぁ、インドVISA1ヶ月でくれるの?、、、んな訳ない。
「んじゃぁ、おれたちはどうしたらいいのさ!?」
「そんなの、俺たちの知ったことではない。どこかの国境でもいって、1ヶ月の期限が過ぎたらまた払ってこい。」
「どこの国境さ!?」
「お前たち、ポカラにいくだろ?スノウリ国境はポカラから200kmだから、そこにでもいってこい。」
「お前がいってこいっ!!(日本語で)」
そんなこんな国境でゴネルこと1時間。結局、1ヶ月しかもらえませんでした。
そして、支払った1ヶ月のバイクVISAは切れました。そう、「違法」です。
そして、何事もなくバイクで旅をした3ヶ月間。
そのまま穏やかに、そう、そのまま国境を抜けて......そうは問屋が卸さない。。。
だから、「尻込み」だったわけです。しかし、国境は越えなくてはインドに帰れない!
運が良ければ→罰金なし。想い出はプライスレス。
運が悪ければ→ゴネてケンカして罰金払って、いい想いでも水の泡。。。
ポイントはバイク旅がバレないこと!そう、徒歩で国境を越えた時のように...
下見も前日に完了し(笑)、当日の朝。
本当はマヘンドラナガル(入ってきた国境)から出たいのですが、3ヶ月前に悪あがきしまくったので、顔が割れてる&交通量が少ないのでゲートは誰かが通るたびにアーミーが踏切の遮断機よろしく、手動で開閉するタイプなので、スルーは絶対無理!そんなこんなで、交通量の多い&常に開きっぱなしのスノウリ国境でトライです。
まずは、ネパールの国境&出入国窓口(イミグレ)を涼しいカオしてスルー。
「あれ!?行けるじゃんっ!!」
そのままインド側に到着!障害は何もなく、下手したらそのままリシュケシュに行けてしまうんではないか?そうおもうほど、とてもナチュラルにインド側に来てしまいました!
インド側にバイクを止めて、あかねからネパールの出国手続きをして...そう思った矢先、
「お前たち、ネパール側でバイクの税金払ったか?」
話しかけてきたのは、インドの出入国窓口のおじさん。
「(涼しいカオして)あたりまえじゃん♫だからここにいるんじゃん♪」
「領収書、見せてみろ。」
「やっ、やばいっ!見つかったっ!!(日本語で)」
今度は、「ワタシタチ、ナニもワカリマせん」的なノリで言われるがままにネパール側国境までバイクと共に強制送還!
っと、みせかけて!!インドとネパールの国境の間にしれーっと、バイク止めて、あかねが先にネパールの出国手続き。まさるも無事、出国手続き完了。
さっきみつかったインド側の出入国窓口のおじさんが、
「払ってきたか?」
「(しぶしぶってカオして)払ってきたよぉ!」
そういうと同時に、まさるのフレンドリー作戦、開始です!!
「こいつ、友達になってしまえばイケルっ!(心の声です)」
そんなこんなで誤摩化し&作り笑いの中、入国スタンプももらって、さっさとその場を離れようとした、まさにエンジンかけようとした瞬間!どこから来たか分からないインド人が、
「バイクの税金払った領収書みせろ。」
「(1ヶ月分払った期限切れの領収書を取って)ほれ。」
「これはダメだ。こっちこい。」
そういって、彼はどこかに領収書を持って歩き出しているではありませんかっ!!!
「おいおい!どこ持っていくんだよ!返せよ!!」
「これは1ヶ月分しか払ってない。」
そんなの百も承知で、そして想い出の領収書なんか無視して走って行けばよかったのに、どうしても返してもらいたい!しかも、コイツはどうも胡散臭い。そんなこんなやり取りをしている間に、インド名物「野次馬」が集まりだしました。さっきのフレンドリー作戦でなんとかかわしたイミグレのおじさんも、何事かとコチラに歩いてきます。
や、ヤバいっ!!!
ちゃんとした罰金を払うと、32,000円になります。そんなお金、持ってる訳がない!しかも、まさるは払うつもりがない!!
そこへ、もうひとりのインド人がふらりときて、
「このひとに、払っちゃえば?ね!?」
「(財布開いて)だから持ってないんだって!」
「おぉ、500ルピーでいいんじゃない?」
「これはダメだ!200ルピーならいい!」
「200ルピーじゃ少ないでしょ!?罰金いくらか知ってるの?」
その間、やり取り1分。500ルピー取られて、ダッシュでその場を離れました。
これが、自分たちの恐れていた「国境越え」です。
地元の楽して稼ぎたいインド人のカモにされてるのは、間違いありません!あそこにいる奴らはみんな知っています。ただ、あんなインド人にあげるくらいなら、ストリートチルドレンに500ルピーでビスケット買ったげたほうが何百倍もよかったって、今でもおもいます。結果オーライでしたが、今でも悔しく、考えただけでドキドキします。もう、二度と、ないです。
一息つく間もなく、尻込みの理由、2つ目が始まりました。
それは、今回走ることになったルートです。
国境から350km離れた「ラクナウ」を目指します。そこから、600km離れたリシュケシュまで宿泊施設がある町はありません。
インドは外国人が泊まるのに、専用の記入用紙が必要です。それが、ありません。
国境を越えて100km、ゴラプールで原因不明の大渋滞!それに伴って、バイクがオーバーヒート、間髪入れずにまさるが熱中症。。。
結局、5kmを4時間かけて、渋滞抜けたのが16時。はぁぁあぁぁー....。
そこから250km離れたラクナウを目指しました。途中、隣を走っていたノーヘルの2人乗りのバイクが、車線割り込みした後、なぜか目の前に停車した車に気付かず70km前後で突き刺さったり。事故が日常のインドを絶対に起きてはならないモノと位置づけて、安全運転の後、ラクナウに着いたのが21時。
想像していたより5倍は大きい町にゲストハウスはなく、探しまわること2時間弱。
親切な英語も話せないおじさんが、一緒になってゲストハウスを探してくれて、なんとかその日のうちにチェックイン。
自分たちにとって、8月1日は「奇跡のような1日」でした。













翌日から、食料を探して!ラクナウ徘徊です(笑)。

















でっかい!ショッピングモール。そして...




マクドナルド(笑)!!


いけいけインドファッション♫










4日尻込みした後、いよいよリシュケシュを目指します!!













尻込みの3週間 in ポカラ






無事にインドVISA、6ヶ月をゲットして戻ってきました!ポカラ♫♪
ここは初めて来た時から何回帰ってきたか分からないくらい、ふたりにとっては大好きな町です。色々な出逢いも、そして旅立つ後ろ姿も、ここから見送ってきました。
自分たちは、ポカラの引力に勝てません。最近はそれも心地よくていいもんだ!っと。but !! そろそろネパールVISAが少なくなってきました。。。
っということで、3日の滞在予定→3週間にはなりましたが、インドに向かう準備を始めました☆★




ここは「チックタック」ってカフェ。
だいたい、毎日ここの2階のテラスにいました。居心地がよかったのは、ここのスタッフと、マネージャーのチベット人のトゥクテンが話してくれるチベット的文化のモノの捉え方が、とても柔らかくて&優しくて&厳しくて…そんなポカラでの日常をすごしたTICK TACK CAFEです♫




















ポカラ&インドの観光地には、あっちこっちに「ジャーマンベーカリー」ってパン屋さんがあります。自分たちはいつも、レイクサイドのジャーマンベーカリーに通っていました。まさるはここのレモンシュガーケーキ。あかねはシナモンロールがお気に入り。食べまくっても食べ納めって訳にはいかないくらい!オススメです♫








そして、ポカラでお世話になったRAJU BIKE SHOP。
インドはリシュケシュまでの長い道のりを、サブちゃんが無事に走ってくれる様、最後の整備をします。結局、修理&交換箇所はなくチャイ(ミルクティ)好きのラジュと談笑する毎日でした☆★



















ゲストハウス「HOTEL DIPLOMAT」のみんなにお別れをして、







カフェ「TICK TACK」のトゥクテンにもあいさつをして、








家族ぐるみで仲良くしてもらったトレッキング屋さんのKCにもお別れをして、ついにポカラを出ました!!








ポカラから国境の町・バイラワまで180km。6時間かけてやっと、到着!
ここでも無駄に2泊しました。いよいよ、運命の国境です!!