2011年3月3日木曜日

24日間滞在の島 in Diu

Diuとは、インドのグジャラート州の最南端の横に10km、縦に5kmくらいの小さい島です。
ここまで来るツーリストはなかなかいないみたいです。地球の歩き方にもロンリープラネットにも載ってない、酒税「0」のちいさい町です。


ポルトガル植民地だったころの影響を色濃く残す、Diu。


町のいたるところに教会が建っていて、白く塗られた家、屋根にはロザリオ♪
ここはインド??  そうおもってしまう島でした。


人々もインド人でありながら、どこかFREEDAM!!!


優しい&暖かい&笑顔。


とにかくインドで「BEST」(いまのとこ)だったDiu。アフマダバードの、STCバススタンドから、12時間かけて来る価値はあります!ぜひ、ぜひ!お越しくださいませ☆★




































迷って、走って、迷走... in Diu


話は少し戻って、DIU滞在2日目のこと。
どこのWi-Fiなのか分からないけど部屋で偶然キャッチ出来たので、部屋でネットをしていました。わたしたちが探していたのは次に行こうと思ってた
『エジプト行きチケット』
お手頃価格だったのでその時買おうかと思ったのだけど、購入途中にWi-Fiが切れたら困るなあと思って、その時は買わなかったのです。

その次の日くらいかな?
ふと部屋のテレビをつけてBBCニュースを見ていたら、どこかの国がものすごいことになっていました。わたしたちの目に飛び込んできた
『EGYPT IN CRISIS』
の文字。はて?このものすごい人が押し寄せてる、いかにも「デモです」みたいなコレは何かしら?わたしたち行ったら危ないのかしら?
英語があまり聞き取れないので詳しく分からないわたしたちは、日本にいる父から情報を入手。(でも、インドでエジプトのニュースが流れて何日か経ってるのに、日本のニュースでは全然流れてなかったみたいです。外の流れにそんなに鈍感でいいのか、本当に日本が心配。。)
その後、エジプトから影響を受けた近隣諸国もデモでにぎわってきました。
「う〜ん、これは行けないね。」
実際、エジプト経由でトルコへ飛ぼうとしていた友達のフライトがキャンセルになったとの連絡がきました。経由ですらダメなのに、目的地がエジプトのわたしたち。そりゃあ行けないよね、今は。

どうしようかなあ〜と、シーフードを食べながら考えていました。
それでふと思いつきました。
「オーストラリアで働こう!!!」
と。
わたしたちが考えた計画はこんな感じ☆
①インドをこのままあと1ヶ月くらい南下
②バンコクに飛ぶ。日本行きの往復チケット購入。
③一時帰国して、ちょっと休憩&日本で揃えるべきものを準備。
④バンコクへ戻って、陸路を下るか飛んでオーストラリアまで行く。
⑤オーストラリアでワーホリしながら車で旅する。
⑥その後は貯めたお金でどこでも行けばいい!!!
とかとか☆ちょっと旅期間が予定より延びるけど、まあいっか♫と思っていました。今後のルートはこれで行こうと。
そしてまたシーフード三昧な時が過ぎて行ったある日のこと。
まさるは素敵カップルさんのバイクを洗車していました。
わたしは、ちょっと遠くで犬の戯れを見ていました。
なにやら通りがかりの外国人がまさると話をしていました。「なんだろう?」と思って後から聞いたところ、
「俺のバイクを買わないか?」
と言われたそう。あら〜今更だわね〜と思ったのですが、ちょっとそのバイクを見に行ってみたのです。
現物を見たとたん、、、まさるのお目目はキラキラ☆まさるのバイク魂に火がついちゃった!!!
でもね〜、今更バイク買ってもね〜とも思ったのですが、正直インドならバイク、オーストラリアのようなでっかい大陸なら車みたいに、自分で移動手段持ってるっていうのは断然楽しめると思います。普通のツーリストバスや列車が通り過ぎてしまう所へ自分たちの好きなように行けるのはそれはとてもとても楽しいことでしょ???バイクも出会いだし、これは巡り合わせなのかも。

ということで、急遽バイク買ってもいいかなモードに入ったわたしたちは、後日、バイクの持ち主、イスラエル人と交渉することになりました。イスラエル人と言えばビジネス上手で有名なユダヤ人☆わたしの実家にはユダヤ人のビジネスについての本が何冊かあります(読んだことないけど)。だから興味がありました。
どんな交渉の仕方なんだろう?
話術がすごいのかな?
頭の切れがいいのかな?
   ・
   ・ 
   ・
2時間くらい、イスラエル人夫婦とバイクの値段、コンディション、お互いの国について色々話した結果、わたしは思いました。
『この人たちって強引だわ〜。』
悪い人たちでは全くないのだけれど、なんていうのかなあ?とにかく強気?その自信はどこから湧いてくるのかと思うほど、問題点を指摘しても「ノープロブレム!!」。その様は何かインド人と通じるものを感じました。

結局、わたしたちが欲しい値段まで下がらなかったので、一旦交渉は決裂したのですが、バイクで旅する計画を一旦頭の中で描いたわたしたち(主にまさる)は、どーしてもバイクが欲しくなってきちゃったのです。
その夜、素敵カップルさんとシーフードを食べながら話していたら
「バイク買うならさ、オーストラリアもいいけど、取りあえずビザいっぱいインドにいて、ネパールに2ヶ月くらいバイクで行って、またインドに帰って来るのもいいんじゃない?それからワーホリに・・・(会話は続く)」
という話になりました。わたしもそれもいいかなあと思ってました。わたしたちはネパール大好きだしインドのことももっと知りたい。それに、わたしたちがインドで一番行きたいレーやラダックは夏にならないと行けないし。(夏以外は雪で行けません)
この素敵カップルさん、わたしたちが会った日本人の旅人の中では初の、旅と海外生活が主体の方々でした。彼氏さんは20年以上日本へ帰っていません。今まで会った旅人さんは1年以上の長期の旅人でもゴールは日本で、日本へ帰ることを前提に旅していました。そしてわたしたちも、生活するなら日本だと思っている平凡な夫婦です。
それなので、この素敵カップルさんの意見を全て素直に聞いちゃうと・・・
「はて?わたしたちはいつ帰国するのか?」
的ルートになってしまうので(それはそれでおもしろいのですが。笑。)バイク買って、インドとネパールを思いっきり回ろうということになりました。
ということは、やっぱりイスラエル人夫婦からバイク買わなくちゃということになりました。
ところが!!!!
彼らはもうディウを去っていたのです。。(泣)
交渉したのはまだ今日のお昼なのに、そんなに早くいなくならなくても。。。
なんだか縁があるようで無いわたしたちのバイク運。またしても手に入らないの?

・・・と、ディウでは今後の旅のルートをものすごーく考えていました。ディウに1ヶ月近くいたのは、居心地が良かったのが一番だけど、この後どこへ行くかものすごーく迷ったからです。
最初はエジプトに行く気でいて、その後一時帰国してオーストラリアに行くことにして、イスラエル人の登場によりやっぱりバイク旅がしたいと思う・・・。まあこれが旅の面白い所でもあるのです。諸外国の情勢とか出会った人とかでルートが自分の思い描いていたものとどんどん変わって行く・・・。不測の事態だらけです。
そして、わたしたちが約1ヶ月考えて迷って迷走しまくって出した答えは
この旅で何をしたいか真剣に考えて出した答えは
「やっぱバイク旅したい〜!!!」
ということでした。
なので、どこかでわたしたちのことを待っている(待ちくたびれている?)であろうバイクちゃんを求めて、来た道を戻るという斬新な決断をしてみました☆
もはやインドの中を行ったり来たりするという、周りから見たらちょっと意味不明な行動・・・
やってる本人たちも意味分からんと心の中では思ってるこの行動(笑)
まあ、わたしたちらしく思い切り旅を楽しめたらいいよね♫
と最近旅疲れ気味のわたしたちは、『愛しちゃったディウ』を後にしたのでした。
ディウを夜7時半に出て、次の目的地プシュカルに着いたのは、2日後の朝9時くらいでした。。
絶対バイク買うんだからぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


<あかね>

幸せはいつも近くに in Diu


翌朝、シーフードを食べるのなら海辺だから・・・やっぱりビーチかな!?と思いつき、2人で7キロ先のビーチまで歩いてみました。
歩いてみると、ディウの道路ってすごく広くて直線で、だんだん海も見えてくるし、これはバイクで走ったら最高だと思うので、来られる方はぜひぜひバイク旅をおススメします☆

気が遠くなる程先の見えない直線の先に辿り着いたのは、ディウで一番メジャーなナゴアビーチ♫
インド人が楽しそうにバナナボートしています。
インド人が楽しそうにパラセーリングしています。
ここにいるインド人には余裕が見られます。
でもね、シーフードはここにもありませんでした。(おいしいトウモロコシはありますよ☆)でも、よく考えてみたらシーフードってビーチじゃ食べないですよね。新鮮なシーフードと言ったら、やっぱり漁港の近くとかマーケットがある所で手に入るのだろうし。
というわけで、同じ道をまた歩いて帰りました。



そしてその日の夜、やっぱりシーフードを求めて真っ暗の中歩き回っていると、なんだか迷子になってしまいました。
今日一日まともに食べてないので元気も出ないし、シーフードないし、またあんなまずいホテル飯食べるのかと途方にくれていたら・・・現れた救世主!!!
「マーケットまで連れて行ってあげるよ☆」
レストランの場所を訪ねたインド人金持ちハネムーンカップルの車に乗り込んで、降ろしてもらった場所は、今までの苦労が嘘だったかのように、お店いっぱい☆屋台もいっぱい☆☆

テンションが上がったまさるとあかねがディウ初屋台で注文したメニューは!!!
『チキン2皿とチキンチャーハン』
あれ?おかしくない?シーフードじゃなくない?という疑問もありますが、この屋台は本当に美味しかったのです!!!お値段もお手頃です。わたしたちはディウ滞在中かなりお世話になりました♫(ちなみに、このディウ一番の繁華街はとても分かりやすい所にあります。わたしたちが逆方向にウロウロしてたため、気づくのが遅れました。泣。)




その翌日、アフマダバードで会ったコリアンカップルに再会☆コリアンの泊まっている宿を見せてもらったら、安くてきれいだったので移動する事にしました。この宿(NILESH GUEST HOUSE)は今の所、わたしたちのインドの宿ランキング第1位です!お値段もお手頃ですが、とにかく宿の方みんな親切です。何かあったら迷わず相談しましょう!



それから、日本人カップルさんたちも、うちらがディウにいることを知って、バイクをすっ飛ばして来てくれました☆(実はまだディウまでの途中の村でのんびりしていたのです。急がせてしまってごめんなさい。。)
そして、この頼りになる素敵カップルさんが来てくれてからは・・・





毎日がシーフード三昧!!!
フィッシュマーケットで仕入れて来ては、
バーベキューしたり、素敵カップルさんたちに毎日ご飯作ってもらったり♡(素敵カップルさんたちは自炊道具を持ち歩いて旅しているのです♫)


そしてそして、エビちゃんやカニちゃんやお魚が日本では信じられない値段で手に入るのです☆(例:タイ1匹 100ルピー<約200円>など。注:大きさにもよります)










みんな、ディウはやっぱりシーフードすごかったよー!!!!!!




<あかね>