2011年6月7日火曜日

事故について考える in ポカラ


ポカラに戻ってきました!
今日は事故について書いてみようと思います。
それは、ネットカフェでチャイ飲んでいた時のことです。
「ガシャーーーーンッッッッ!!!!!」
モノスゴイ音がしたかと思ったら、男の子が日本でいう軽自動車のマルチスズキを追いかけて走り出していました。
男の子の焼きトウモロコシ屋さんの屋台はベコベコ。トウモロコシが道路に散乱しています。
車がよそ見して屋台にぶつかり、そのまま加速して逃げていきました。
これは日常の光景です。
インドでも目の前でトラックが検問から逃げようとして暴走したり、大きな音がしたと思って振り返ると、軽トラの荷台みたいなのに乗ってた子供2人が宙をまって、おおきな男の子は地面に叩き付けられて、後頭部から出血。まさるがかけつけて、欧米人の彼と応急処置をしている間、息をしていませんでした。
欧米人の彼が人工呼吸をしようとシャツのボタンを外し始めたとき、大きなため息のような呼吸をして、彼はその場では息を吹き返しました。
警察がきて、野次馬が集まってきて、泣き叫ぶ、たぶん弟だろう子供と一緒に三輪車で病院に運ばれていきました。
落ち着いて見てみると、相手の車がいません。
気付いた時には、ドサクサに紛れて手当てすることもなく、逃げてしまった後でした。
ネットカフェのオーナーしてる、チベタンの友達に、
「屋台の男の子は大丈夫だったの?」
って聞いたのをきっかけに、インド&ネパール事情を色々と話してくれました。
「男の子は大丈夫だったよ。」
そして、事故にあった時の教訓の話になりました。
「もし事故にあったら、すぐに逃げるんだよ!」
「ん?なんでさ??」
「決まってるじゃないか!事故した相手がもう一度、ひきに帰ってくるからだよ!!」
彼がいうには、ネパール&インドで事故をしたら相手が一度、引き返してくるらしい。そして、生きているか or 死んでいるか?確かめにきて、生きているようならもう一度ひいて殺すらしいのです。
なぜ!?
ひいた方が安くつくから。
生きてると、病院代&壊した車の修理代、その他etc...でお金がかかる。
でも、死んでしまったら、
2万ルピー(2万2000円)ポッキリ。刑務所もなし。3日間の話し合いのみで終了。
生死に関わる様な事故でなければ、逃げる。 → 終了。
全く常識の通じない国で運転していることを再認識して、とにかく無事に帰国することを再目標にした事件でした。



<まさる>

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