雨の日の夜

誕生日を、
「雨が降らないところ」
「暑くないところ」
＝山の中。というところを目指して辿り着いたヒレという、山の中の村でした。
食料やお菓子を買い込んで１週間チョットの予定でしたが、ダランという以前いた街に下りて来ちゃいました。
山の中すぎて、なんにもない&連日のストライキでお店はCLOSE。おまけに、夜は寝袋に包まって寝る寒さの中の山水シャワーに勇気が持てず、シャワー無し。極めつけは、夜の大運動会！
トレッキング風の山小屋ゲストハウスは、まさる&あかねの好みだったのですが、初日の夜。
「.....囲まれてる。。」
天井を右から左に走るx２！！買い込んできたあかねのお菓子を狙っての犯行でした。
「あたし、ネズミ年だから、ネズミの気持ちがわかるの(o^^o)」
お菓子をせっせと隠します（笑）
次の日の夜。
夜中の４時前にあかねが飛び起きました！
「ネズミさんにかじられた。。」
そう。ネズミさんの反撃が始まりました。食べ物を探して、降りてくるx２！！
結局、寝不足で迎えた今朝、下山してきました。途中、正にバケツをひっくり返した様な雨に降られましたが、無事にダランに到着☆★
洗濯したり、３日ぶりのシャワー浴びたり昼寝したり。
夕方から顔なじみ(？)になってきた、チョウメン(焼そばみたいなの)の屋台に行って、帰って来たら雨が降り始めたとこでした。
ちょうど時計塔が２１時のBellを鳴らしたとき、洗濯物を取り込みにテラスに出たときのことです。
降り始めた雨に、駆け足で家路につく人、映画の見過ぎで髪を掻きあげながら、ショーシャンクよろしくの若い男。向かいの家の軒下に雨宿りしていたのかと思えば、ゴザをひいて寝床の準備をする人。
テラスで煙草を吸いながら、
「昔はよく、単車で旅しながら野宿したなぁ」
なんておもいながらぼんやり眺めていると、寝床を確保した白いシャツの彼が、奥の方から赤いシャツを着た友達の手を引っぱって、赤いシャツの彼は引きずられながら寝床に連れて来られました。
しばらくして、赤いシャツの彼が煙草に火をつけるのと同時でした。今日の昼間に降られた様な「バケツをひっくり返した様な雨」が降ってきました。
せっかく寝床を確保した白いシャツの彼が、雨に濡れないように再セッティング。赤いシャツの彼は、またもや寝床につこうとはせず、白いシャツの彼に引きずられて行きます。
狭い路地をバイクが行き交います。
そのバイクのヘッドライトに照らされて、ハッとしました。
赤いシャツの彼は、実は女の子でした。２０代前半の彼等は、１組のカップルでした。
自分達とそう変わらないシチュエーションの中、全く他人とは思えず、しばらく色々と考えていました。
７歳前後の男の子たちが、タバコを吸ったりシンナーしたりしながら、路上に落ちているペットボトルを拾っています。
何か心の中につっかえていたような物が、霧に隠れて見えていなかった何かが、少し見えてきた様な気がします。

人生には３つの坂がある。
上り坂、下り坂、まさかっ!!
そう、予定より早く東ネパールを周りきった感があるので、まさかの！ポカラに戻りますm(_ _)m
インターネットつながったら、写真もUPするので楽しみにしててくださいね☆★

＜まさる＞